グラド軍を束ねる帝国六将の一人で「蛍石」の二つ名を持つ。貧しい寒村の出身でヴィガルド皇帝が自分たちのために食料を送ったことに恩義を感じて軍に志願した経歴を持つ。主である皇帝からも信頼されているようでゼト曰く、「デュッセル将軍に次ぐヴィガルド皇帝の懐刀」とのこと。皇帝には絶対の忠誠を誓っており、エフラム編を進むとその様子がよくわかる。
エイリーク編では出番はあまりなく影の薄い存在で、(初見では)唐突に加入したデュッセル将軍もろともプレイヤーの記憶から忘れ去られることすらある。ぶっちゃけるとこちらのルートではどういう人物なのかイマイチわからない。
エフラム編では10章で顔見せ程度に登場した後13章にてボスとして再登場し、対決することに。進撃開始前にミルラとの会話イベントがあったり、1章の村を訪問した際にも顔見せ程度だが登場していたりと仲間にできそうな感じもするが仲間にすることは不可能。クリア条件も「敵の全滅」なので嫌でも倒さなければならない。シリーズ恒例の「仲間になりそうでならないキャラ」である。
能力自体はそれほど大したことはないがマップ中央に陣取り、遠距離攻撃魔法のサンダーストームを撃ってくるのが厄介。それに合わせてマップ下側からはペガサスナイトが攻め上がり、山賊・海賊が村を襲おうとするのでプレイヤーを焦らせてくれる。道中にはハンマーやドラゴンスピアといった特効武器、キラーランスのような危険な武器を持っている者もいるので下手に急ぐと死人を出すかも。
ちなみにこの章でセライナの前にエフラム、デュッセルを待機させると会話イベントが発生する。やっぱり仲間になることはないが、ストーリーを楽しむ人はやっておこう。
エンディングを迎えた後に特定の条件を満たすとボーナスキャラとして操作可能になる。だがそれほど能力は高くなく、支援も付かないので使用は趣味の範囲であり、「物語本編で使いたかった」と言うプレイヤーは多い。
ボスとしても能力が寂しい上に動かないため、「もっと強くして欲しかった」という声が出るほど。同じく動かないヴァルターといい、なんだか勿体無いボスである。