作者是男性,但是不太喜歡和男性相處
小時候就不喜歡自己的身體,比起「僕」或「俺」,更傾向用「私」自稱
「ずっと感じていたことに確証を持ちたかった。なので、妹の制服を隠れて着てみたのである。
鏡を覗き、驚いた。
少年だったせいもあるが、ほとんど女子に見えたのである。予想以上に似合っていた。
瓶の中に泥水を入れて放置すると、水と砂とが分かれてゆく。それと同じように、私の中で曖昧だった何かが分離した。」
「「トランスジェンダー」とは何だろう。
調べてみれば、「心と身体の性別が一致していない人」のことらしい。ということは性同一性障碍のことか。だったら、なぜそう言わないのだろう。それが「LGBT」で一緒にされていることも違和感がある。
現在、「オカマと言われていじめられた」だの「他人と違うことに悩んだ」だの「仲間がいなくて孤独だった」だのと主張するLGBT活動家は多い。しかし私に関して言えば、悩むことも苦しむことも一切なかった。
そもそも、「私は同性愛者です」とでも言わない限り、そんなことは分からない。それなのになぜ差別されるのか。」
日本的男同志史
【日本国憲法 第二十四条】
「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」
「電通が二〇一八年に実施した調査によれば、同性婚賛成派は八割近いという。そんなにも多いことに驚いた。正直、反対派はもう少し多いと思ったのだが。
ちなみに、そのアンケートには「無回答」「分からない」がない。つまり残りの二割が反対派だ。しかし、彼らの意見が全くヒットしないのはなぜだろう。」
「「同性婚が認められたら、そのうち動物との結婚も認められるようになったりね。」
「結婚した男二人が子ども育てるっていうけど、その子どもはどういう風になっていくんでしょうね。お前のお母さんはお父さん? とか言われんじゃないの。」」
「Xジェンダー」とは、性自認――心の性――が、男女の二つに限定されない人だという。つまり、中性自認・両性自認・無性自認・流動的性自認を総称したものである。