前往
大廳
主題

【文章翻譯】卒業 /カンザキイオリ

Hiku | 2024-05-01 00:00:08 | 巴幣 2004 | 人氣 86


「2023.05.01 カンザキイオリ在舉行 2nd one man Live「別れなど、少年少女に恐れなし」後,
正式從神椿工作室 (KAMITSUBAKI STUDIO) 及 THINKR 畢業。
同時退出與花譜的合作計畫,並成立「IKIRU SHELF」工作室獨立活動。」

私、カンザキイオリはこの度、KAMITSUBAKI STUDIO、並びにTHINKRを卒業致します。
乱文ではございますが、ここにその真意を記します。

我,カンザキイオリ這一次,將從神椿工作室、以及THINKR畢業
雖然這篇文章很長,但這就是我真正的想法

伝えたいことが沢山あり、早速ながら何から話せば良いだろうか迷うもので、思い出に浸る気持ちで、THINKRとの出会いを少しだけお話しさせて下さい。
我有很多想和大家說的話,但我不知道該從何開始說起,趁著沉浸在畢業之際
我想稍微跟大家分享一下我與THINKR相遇的故事

始まりは「命に嫌われている。」でした。
沢山の方に聞いていただき、その反響のおかげで様々な方から共作のお誘いを受けその中の一人がPIEDPIPERでした。当時、内気で人間嫌い気味の私は、等しく彼のことを不信に思っていましたが、二度のアプローチで彼の強い思いを感じ取り、試しにお会いしてみようと感じました。

一切起源於「命に嫌われている。」這首歌
很多人聽到了這首歌曲,所以我收到了各式各樣的合作邀請,其中一個人就是PIEDPIPER。當時,我是個既膽小又厭世的人,所以對他我也同樣抱持著懷疑的態度,但在經過兩次見面之後,我感受到在他身上強烈的熱情,因此我覺得可以嘗試與他合作看看。


初めてお会いした時のことを今も思い出します。
私が何者なのか。PIEDPIPERが何者なのか。そしてあるバーチャルシンガーのプロジェクトのこと。

初次見面的那時候,我至今依舊記得。
我是誰,以及PIEDPIPER是誰,還有關於接下來將開始的某個虛擬歌手的計畫


なぜTHINKRに所属しようと思ったか、いろんな理由がありましたが、一番に言えるのは、彼の提案や言葉には「期待」がありました。
彼の人間性や、面白さ、新たなことへ挑戦しようとするある意味凄まじい原動力は、その時から垣間見えていて。当時、音楽を作るしか生きる理由を見いだせなかった「何者でもない私」を、引っ張ってくれるような予感とワクワク感が湧き上がり、彼に期待し、THINKRに所属を決めました。

我決定加入THINKR的原因有很多,最直接的原因是,我對於他的提案和想法寄予了「期待」
他的個性、風趣、以及面對未知事物時躍躍欲試的熱情,在當時,製作音樂是唯一活著理由的「一無所有的我」他給了我一股像是能改變人生的興奮感,所以我依據他的期待,最後決定加入THINKR

THINKRに所属して、すぐに始まったのは、バーチャルシンガー「花譜」のプロジェクト。
花譜と初めて会った時、端的に言いますと、激しく「嫉妬」しました。

加入THINKR之後隨之而來的是,名為Vsinger「花譜」的企劃。
與花譜本人初次見面時,簡單明白的說,我非常「嫉妒」

彼女は歌がとても上手い訳ではなくて、だけど、言葉にできない繊細さや、聞いた人に世界観を植え付ける表現力がありました。彼女は私を元より知ってくれていて、私を尊敬で見ていたけれど、その時から私はどこか、彼女に勝ちたい、負けられないと、闘志を燃やしていたような気がします。

雖然當時她唱歌不是唱的很好,但是她的歌聲卻有一種無法用言語表達的纖細感,一種透過歌聲向聽眾灌輸獨特世界觀的表現力。她了解我勝過於我了解她,用著充滿尊敬的眼神看著我,從那一刻起,我開始想要贏過她,不想輸給她,這樣的鬥志從我的內心深處油然而生。

彼女は今でも私の楽曲を褒めてくれるのだけれど、それは花譜本人が、私の闘志を燃やし、高めさせたのです。彼女に劣るような、彼女の声に負けるようなものは作りたくない。今までの創作には常にその考えが隅にいました。

她直到現在依舊會稱讚我做的音樂,
但是,因為花譜本人激發了我創作的鬥志,所以讓我不斷進步。
我不想創作出比她差、輸給她歌聲的作品,至今為止的創作中,這樣的想法一直存在於我的心裡

このプロジェクトは、PIEDPIPERと花譜だけが重要な人ではありません。花譜と私のマネージャーも私にとってかけがえのない一人です。
マネージャーの第一印象は、「怖い」と言うのが正直なところでした。マネージャーのせいというよりかは、単純に私が、大人の人が怖いと言うのもあり、創作とは少し違う立場からのサポートという印象もあってどう話していけば良いかもわからず、緊張していました。
しかしあの頃からマネージャーとして、私と目線と立ち位置を合わせて、振る舞ってくれていたように思います。だからこそ距離が一歩ずつ、一歩ずつ近づくたび、マネージャーの温かさを感じ、今日まで創作を続けることができました。

PIEDPIPER和花譜並不是這個計畫中唯二的核心成員。對我來說,花譜和我的經紀人也是這個計劃不可替代的人。
我對我經紀人的第一印象,就是「看起來很可怕」。但不是因為經紀人的關係,是因為我當時非常害怕成年人,而且他是在與創作稍微不同的立場上支持我的人,我很緊張,我不知道該怎麼跟他相處。
但是從那時起,他做為一名經紀人,總是能夠站在我的立場,為我提供支持和鼓勵。所以當每一次與他的距離拉近的時候,我都能感受到他作為經紀人所帶給我的溫暖,這也讓我能夠一路堅持創作至今。


今でこそ沢山の方々が関わっている花譜というプロジェクトですが、私の中では、そんな彼らとの出会いが始まりのように思います。

到了現在已經有非常多人加入了花譜這個計劃,在我心中,這個計劃是我與他們相遇的開始。

模索して、考えて、閃いて、生み出して、また模索して、諦めて、泣いて、また模索して、生み出して、生み出して、生み出して。
皆さんと駆け巡った日々はもちろん良いことだけではありません。コンポーザーとして決められたスケジュールの中で楽曲を作ると言うのは、自分のプライドや発想力との戦いでした。悪態をつくこともあれば、投げ出して一人引き篭もることも。なのにいつも変わらないのは、彼らがずっと待っていてくれたと言うこと。私がどんなに嫌な人間でも彼らは待って、応援して、悩んでいた時は沢山の提案やサポートをしてくれました。

摸索、思考、擦身而過、創作、再次摸索、放棄、哭泣、再次摸索、創作、創作、創作。
當然,與大家一起奔波的日子並不是只有美好的事情,作為一名作曲家,這意味著要與自己的自尊心和想像力戰鬥。有時我會發脾氣、有時會失去動力把自己一個人關在家裡。但是無論我是個多麼令人討厭的人,他們都一直等待著我、支持著我,
在我感到煩惱跟挫折時給予了我許多建議跟支持。

思い返せば、まるで青春のような日々でした。どことなく不信に思っていたPIEDPIERも、嫉妬の嵐を向けていた花譜も、最初は怖かったマネージャーも、創作を通し、気づけば仲間になっていました。

回想起來,那就像是青春般一樣的日子。原本我不信任的PIEDPIER、以及當時對她醋意大發的花譜、最初我非常害怕的經紀人,不知不覺間已經變成了我的朋友。

東京に来た時の私は、まさかこんな未来が待っているなんて、夢にも思っていませんでした。仲間だと信頼することも、他者を大切に思うことも、そして音楽にここまでひたむきに向き合うことも、想像していませんでした。
私にとって、この五年間は、無数の奇跡が詰まった宝物です。

當時來到東京的我,竟然也能有這樣的未來在等待著自己,這是我作夢也沒想到的事情。我從未想像過能像今天這樣,完全信任自己身旁的夥伴、好好去珍惜周邊的人事物,以及一路專注地去創作音樂這件事。對我而言,這五年之間,是充滿了無數奇蹟的寶藏。

そして。
花譜というプロジェクトと向き合うその裏で私自身も小説執筆や、ライブ、たくさんのことをKAMITSUBAKI STUDIOの一員として、経験させていただきました。
時には命について悩み、友達について悩み、自分自身について悩み、その感情を全てぶつけることに重きを置いて、沢山の作品を生み出してきました。
一つ一つの作品を作り上げようとしたきっかけは様々でしたが、その中でまたさらに、自分の中で挑戦心が湧き上がりました。

而且
我自己也親自寫出小說、開演唱會、舉辦許多活動。
作為神椿工作室的一員,這段期間獲得了許多寶貴的經驗。
時而煩惱何謂生命、時而煩惱何謂友情、時而煩惱自己的存在,
這些情感全部都投射到了我的創作上,誕生出了許許多多的作品。

それは全て任せきりにしていた自分のプロデュースを、自分自身で行ってみたいという挑戦です。

我想要嘗試看看自己進行所有創作,而不是再像這樣完完全全都依賴他人去創作。

きっかけは、創作をすることでお金を稼ぐことの罪悪感でした。
私はTHINKRに所属し、マネージメントとプロデュースをしていただいておりました。そうすることで私は守られ、創作に100%の時間を割くことができました。私の知らないビジネス面としてもサポートしていただき、利益を得ることも出来て、次第に生活も豊かになっていきました。
事務所に所属するということは実際そういうことで、アーティストをマネージメントしていく形で利益を模索するのが当然のことなのです。

起因是因為,透過創作賺錢所產生的罪惡感。
我是THINKR的一員,他們負責管理我的創作和生產產品。同時也保護了我,讓我可以將百分之百的時間都投入到創作之中,同時,我還得到了我所不了解的商業方面的支持,讓我的生活開始變得越來越富足。事實上這同時也是事務所存在的意義,以管理眾多藝術家們來賺取利益也是理所當然。

ただ、THINKRはお金の事よりも、そのさらに奥にある、「言葉にできない感情」をすごく大事にし、そこから湧き上がる面白さや、作品を見てくれた人、それだけにとどまらず、関わってくれたクリエイターやスタッフも含め、心の奥底にあるドキドキやワクワクを引き上げることを第一に置いている事務所のように思っています。お金だけではない、理屈ではない、半端な綺麗事じゃない、「狂気じみた魔法のような想い」のような、そんな不確かなものに必死に向き合う、そんなクリエイティビティな事務所のように、私は一個人として思っています。

然而,THINKR比起賺錢,更看重那內心深處「無法言喻的感情」並以此製作出作品。從這之中帶給每個觀眾樂趣。不僅僅是如此,與此相關的創作者和工作人員也一樣,他們一直以來都是把引起內心深處的感動和快樂放在第一位。他們非常重視這種不確定的東西,不僅僅是金錢、也不僅僅是理性的辯解、也不是隨時都可以放棄的華麗言辭,而是一種像「瘋狂魔法般的情感」拼命地面對著這種充滿未知的事情,我認為THINKR是像這樣一個的創意組織。

しかし私の中で、利益が増えて、生活も豊かになればなるほど、罪悪感が高まっていきました。
創作をするたび、音を奏でるたび、文字を重ねるたび、どうしても自分の作品が「安全圏から安全に石を投げている」ような感覚になっていました。
但是對於我而言,隨著創作獲得的利益日漸增加、生活逐漸變得更加豐富,在這之中我的罪惡感也就越來越強烈。
當創作的時候,演奏出音樂、堆疊文字之時,
不知為何總感覺自己像是「從安全區安全地朝大家丟石頭」一樣。

私にとって創作は、自分の感情をぶつける場所です。
昔は人前でうまく喋れない私にとっての唯一の逃げ場だった。でも今はそれだけじゃない。
自分と同じような過去を持っているかもしれない画面の奥のあなたを救うため。自分一人だけではないとあなたに伝えたいため。私自身の生きた証を表明するため。自分の中の正義を確かめるため。そしてあなたと私が楽しい瞬間になるように。
私なりにそんな信念を持って創作に感情をぶつけてきました。
對我來說創作是,將自己的感情全部表達出來的場所。
這是當時無法在眾人面前好好說話的我,唯一能表達自我的場所。但是現在可不僅僅是如此而已。
同時也是為了去拯救,在畫面另一端深處,有著與我相似過去的你。
為了告訴你,你並不是孤單一個人。
為了能去證明自己拚盡全力活著。
為了確認自己心中所認為的正義。
然後,希望透過作品,讓我和你都有能真正感到快樂的瞬間。
我用這樣的信念,將所有情感投入到創作之中。


それなのに私は、ただ豊かな生活を過ごし、衣食住にも困らず、何が救いだ。何が悲しみだ。逃げ場がある創作で、いつだって安寧と安心に寄り道できる創作で、一体何が救えるというのだ。何が語れるというのだ。
私はもう嫌なのです。誰かに守られているだけの私では、許せないのです。

儘管如此,但是現在的我只是過著富裕、衣食無缺的生活,究竟是能去拯救什麼。究竟哪裡知道什麼是悲傷。隨時都有退路的創作、一直以來享受著平靜且安心所做出來的創作,究竟是要去拯救什麼 ? 究竟是能表達出什麼東西 ?
我已經再也受不了了。我無法原諒,只是被誰守護著創作的自己。

だから私は、KAMITSUBAKI STUDIO、そしてTHINKRの卒業を決意しました。
これからの創作は、私のお金で産まれていきます。お金は私の命でもあります。
私のお金で、私の命です。自分で自分の命を削って、いつ崖っぷちから落ちるかわからない、自分の失敗は、自分に返ってくる。その中で私は創作をしたいのです。

所以我,將決定從神椿工作室、以及THINKER畢業。
在這之後的創作,全部由我一人自費進行。而這些錢代表著我的生命。
我所賺來的錢、就是我的生命。自己消耗著自己的生命,不知道哪一天就會從懸崖上摔落谷底,自己的失敗,會完完全全回歸到自己身上。我想要在那之中創作屬於我的作品。

娯楽とビジネスの境界線を模索しながら、時には全てを娯楽のために、時には全てをビジネスのために、この先の創作を自らの力で、自らの命を削って、考え、作り上げていきたい。
その先に出来た作品が、今よりももっともっとあなたの心を支え、言葉にできない何かを突き動かすと信じて。

在摸索娛樂以及商業之間界線的同時,時而完全為了娛樂而創作、時而完全為了商業而創作,在這之後想用自己的力量、消耗自己的生命,思考,一步步創作出更多作品。
我相信在未來創作出的作品,一定能比之前的作品更加支撐你的內心,並且給予你那些無法用言語表達的某種東西。

そう、決意した次第です。

是的,這就是我的決心。

今後は自分自身の場所をまず作り上げ、新たな気持ちで創作に向き合うため、卒業と同時に花譜と言うプロジェクトからも、距離を置くこととなります。
「何者でもなかった私」を引っ張り上げ、そしてこれほど大きく沢山の人に感動を与え、そして私を成長させてくれた花譜という居場所。

為了建立出屬於自己的位置,並且以新的心態去面對創作,我在畢業的同時會退出有關花譜的所有計劃,並與花譜及神椿先暫時保持一段距離。

本当に、本当に感謝しています。
花譜の物語は、また新たに芽吹いていきます。私もその光景を、花譜の一観測者として、皆様と同じ立ち位置から、花譜を応援できたら幸いです。

真的、真的很感謝大家。
屬於花譜的故事,將會再次重新萌芽。作為花譜其中之一的觀測者,若是能夠與大家站在同樣的立場,一同支持花譜的成長,我會感到非常高興的

これが完全なる別れではありません。いつかまた別の形で、私も別の立場で、また共作できる日が来ると、確信しています。
その時生み出される作品が、今の自分よりも遥かに強い信念を持って完成されることを願っています。

這並不是我要與神椿工作室和THINKR訣別的意思。總有一天一定會有以別的形式,別的立場,再次一起創作的日子到來,我如此堅信著
到那時候創作出的作品,我們一定會用遠比現在更強大的信念去完成它

立場は変わりますが、これからも引き続き、創作を楽しんで参りたいと思います。
今後もカンザキイオリをよろしくお願い致します。

在這段日子之後,我也會繼續享受創作所帶給我的樂趣
今後也希望大家能繼續支持カンザキイオリ


2023年3月4日
カンザキイオリ

創作回應

追蹤 創作集

作者相關創作

相關創作

更多創作