彼ノ世草紙
彼世話
黄泉（よみ）に墜（お）つ白装束（しろしょうぞく）
墜入黃泉的白衣
獄（ごく）を決（けっ）す彼（あ）の世（よ）の門（もん）へ
決定好牢獄通往彼世的門
誘（いざな）うは紅（あか）い灯籠（とうろう）
引領你的是紅燈籠
逝（ゆ）き先（さき）分（わ）かつ現世（げんせい）の歴（れき）
現世的經歷分配死後的去向
喩（たと）うなら篝（かがり）の中
好比那篝火
寂滅（じゃくめつ） 再生（さいせい） 繰（く）り返（かえ）し
不斷地熄滅又再生
千単位（せんたんい）の時（とき）すがら
以千為單位的時間裡一直
苦患（くげん）に耐（た）え転生（てんせい）を待（ま）つ
忍受苦難等待轉生
子子子子子子子子子子子子
カラカラ笑（わら）う獄卒（ごくそつ）の宴（えん）
痛快歡笑的獄卒之宴
鬼（おに）に金棒（かなぼう） 亡者（もうじゃ）に針峰（しんほう）
鬼持鐵棒更厲 死者針山受苦更盛
天網恢恢（てんもうかいかい）
天網恢恢 疏而不漏
罪（つみ）の裏（うら）に恨（うら）み在（あ）り 人（ひと）の因果（いんが）は絶（た）えず
罪惡因恨而起 人的因果無盡
繰（く）り掻（が）いた蜘蛛（くも）の糸（いと）に
讓那些想抓住可昇天釋罪的蜘蛛線的亡魂們
縋（すが）る亡者（もうじゃ）の目（め）に咎（とが）を見（み）せ
用雙眼看清自己的罪過
極楽（ごくらく）に昇（のぼ）り逝（ゆ）くは情状酌量（じょうじょうしゃくりょう）の故（ゆえ）
能昇往極樂淨土是適情況而定
浄玻璃（じょうはり）が写（うつ）す現世（げんせい）
明鏡映出現世
嘯（うそぶ）き逃（に）げることは赦（ゆる）されない
佯裝不知想逃罪是絕不能原諒
愉快（ゆかい）痛快（つうかい）日々明朗（ひびめいろう）
愉快 痛快 日日歡欣
片足（かたあし）で跳（は）ねてけんけんぱ
單腳跳 咚 咚 趴
にゃいと鳴（な）いてニャパラッチ 笑（わら）う門（かど）には亡者（もうじゃ）来（き）たる
喵叫一聲喵仔隊 歡笑滿堂亡者來
死（し）を以（もち）て救（すく）い求（もと）む
以死求救贖
大焼処（だいしょうしょ）にて咎（とが）を焦（こ）がす
在大燒處將罪惡燒盡
鬼火（おにび）交（か）う神代（じんだい）の世（よ）
鬼魂交替的神的世代
無念（むねん）はいつしか神（かみ）と成（なる）る
無慾何時能成神
「鬼（おに）さんこちら、手（て）の鳴（な）る方（ほう）へ」
鬼魂往這裡 朝著拍手聲音的方向
手招（てまね）く声（こえ）が 黄泉（よみ）へと誘（さそ）う
隨招手的聲音引領至黃泉
孤児（みなしご）さらう 毒（どく）の盃（さかずき）
攎走孤兒 毒酒杯
いざや彼（あ）の世（よ）革命（かくめい）
彼世的革命
さあさ 責（せ）めせちがいましょう
來嚴刑伺候吧
ここに救（すく）いなどない
這裡沒有所謂的救贖
冷徹（れいてつ）且（か）つ冷血（れいけつ）に 苦悶（くもん）の制裁（せいさい）を与（あた）えましょう
冷靜看透事物且冷血地給予嚴厲的制裁
天（てん）か地（ち）か下（くだ）す釈（しゃく）は慈悲（じひ）なく地獄（じごく）を告（つ）ぐ
上至天下自地的解釋都知道地獄裡無慈悲
墜（お）つ時分（じぶん）は紅（あか）の鬼（おに）がかがちの目（め）で 枷（かせ）を引（ひ）こう
墜落時刻赤鬼將用血紅的眼牽引枷鎖
いずれは我（わ）が身（み）
報應只是早晚
自我解釋不足的部分請見諒
LINE