剥(は)がして連(つ)れて行(い)って
わかれ道(みち)の先(さき)へ
僕(ぼく)らは歩(ある)き出(だ)す
どうしたらいいのか
巡(めぐ)らせてる間(あいだ)に
季節(きせつ)も変(か)わるよ
僕(ぼく)もそうかな
ゆらゆら 今日(きょう)も
曲(ま)がり角(かく)に立(た)つ
右(にぎ)左(ひたり)どっちも
選(えら)べないまま
ふらふらな僕(ぼく)の
行方(ゆくえ)はわからない
だけどちょっと
先(さき)へ行(い)くつもりさ
筋書(すじが)きのない日々(ひび)を生(い)きてく僕(ぼく)らは
慣(な)れない感情(かんじょう)に うろたえてる
僕(ぼく)のままで ここにいたいから
自分(じぶん)のことも
まるでわからないのに
それでも君(きみ)のこと
わかりたかったんだよ
手(て)のひらにのせた
便箋(びんせん)はあたたかい
君(きみ)と手(て)つないで
いるみたいで
くらくらしては
まぶたを閉(と)じてさ
巻(ま)き戻(もど)し昨日(きの)を
映(うつ)すたびに
ぽろぽろと今(いま)が
こぼれ落(お)ちるなら
僕(ぼく)は目(め)を開(あ)けて
みつめなくちゃ
もう戻(もど)らない 欠片(かけら)を集(あつ)めてみても
二度(にど)と同(おな)じ瞬間(しゅんか)に帰(かえ)れなくて
足踏(あしふ)みして進(すす)めずいると想(おも)ってたけど
新(あたら)しい風(かぜ)に吹(ふ)かれてた
はぐれた道(みち)が
もう一度(いちど)この先(さき)でもしも
交(か)わるなら
うつむかずうたうよ
君(きみ)を見(み)つけたいから
ひだまりのように
笑(わら)っててほしくて ああ
僕(ぼく)らにしか迷(まよ)えないたった今(いま)を
忘(わす)れたくないから うたっている
優(やさ)しい君(きみ)が君(きみ)のままでいられるように
この声(こえ)にこめた
絶(た)えない不安(ふあん)の中(なか)を踏(ふ)み出(だ)してく
傷(きず)ついても もしまた傷(きず)つけたとしても
僕(ぼく)はここで うたっているから